フェズの経営陣がオススメする、 読書の秋に読んでほしい本13選

リスキリング MVVC
フェズの経営陣がオススメする、 読書の秋に読んでほしい本13選
目次

ようやく街も秋めいて、今年も読書に芸術にスポーツに食に、心躍る季節になりました。
今回のFEZ LOGは、読書の秋がテーマ。フェズの経営陣に、人生観を変えた本やキャリアアップに役立った本など、オススメ本を聞いてみました。

人生観を変えた/生きる上で学びがあった本7選

リーダーシップの旅 見えないものを見る(野田 智義・金井 壽宏 著、光文社新書、2007年2月発売)

リーダーシップの本質とは自分の心に内在するものであり、見えない物を見たいという好奇心や想いである。立場や役職で率いる事ではなく、リード・ザ・セルフ(自らを率いる)の旅が結果的に多くのフォロワーを惹きつける。
(オススメしてくれた人:代表取締役/赤尾雄司)

経営に終わりはない(藤沢 武夫著、文藝春秋、1998年7月発売)

HONDA CFO藤沢さんの自伝。とにかくゴール志向で、ゴールのために何をすべきかを、どんな難易度であっても当たり前に必要なことを行動する様が何とも淡々と描かれている。藤沢さんご自身の人柄が表れるような文体です。どこまでも挑戦を積み上げることで、町工場からグローバルカンパニーまでも企業を成長させていくことができるのだと思わせてくれる名著。経営者として目指したい姿。
(オススメしてくれた人:取締役COO 兼 CSO/鈴木 勇次)

自助論(サミュエル・スマイルズ著、John Murray、1859年初版)

初版は1859年に書かれている本。大学生の時にこの本と出会い、年に1度ぐらいは読んでいます。時代にそぐわない表現もありますが、日々奮闘する中で、自分を奮い立たせることができる点が私は気に入っています。全体的に根性論が多いですが、自分と向き合う本になっています。たぶん、少なからず、フェズのMVVCには影響を受けています(笑)
何度かこの本はフェズ社内でも紹介していて、私はこれ一択で毎回紹介しています。自己啓発本としては元祖ぐらいなことを言われてたりしますが、ここ5年ぐらい自己啓発本はこの本を見返すことしかしていないぐらい好きな本です。 
(オススメしてくれた人:取締役/伊丹 順平)

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか(エイドリアン・J・スライウォツキー 著、ダイヤモンド社、2002年12月発売)

利益を生む構造について、体系的にストーリ仕立てで読みやすく学ぶことが出来る本です。時代が変わっても基本的な構造は大きく変わらないため、今でも参考になるかと思います。2002年に発売され、親が読み終わったものを大学時代(約20年前)に読み大きな刺激を受けました。
(オススメしてくれた人:執行役員 リテールパートナー本部長/豊木 匡義)

貞観政要(呉 兢著、筑摩書房、2015年9月発売)

僕の中で歴史に学ぶシリーズでは最も古く、唐の時代。治世に必要な君主とは?がエピソード化されている。経営哲学や組織論は「人」に本質があり、それは2000年前から変わらないということを教えてくれる。とても示唆深い本なのですが、2~3エピソード読んでると眠くしてくれます。歴史から学ぶという意味では敗戦エピソードを分析した「失敗の本質」も、役職に関わらず誰かが何かのミスをしたら負けるという組織の意思決定カスケードの重要性を教えてくれる眠くなる本です。
(オススメしてくれた人:取締役COO 兼 CSO/鈴木 勇次)

成功は1日で捨て去れ(柳井 正著、新潮文庫、2012年3月発売)

国内23店舗の時に世界一を目指し、それを実現するUNIQLO柳井正さんの本。仕事だけでなく、全ては自らの登る山を決める事と決めた事を徹底して実行する事に尽きる点が深く心に残る本です。
(オススメしてくれた人:代表取締役/赤尾雄司)

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」(安宅 和人著、英治出版、2010年11月発売)

何年経っても色褪せない名作。アジェンダ設定こそが最重要である事、正しいアジェンダ設定の為には問いの力が大切である事を学べる本です。
(オススメしてくれた人:代表取締役/赤尾雄司)


キャリアアップ、キャリア構築に役立った本4選

30日で人生を変える 「続ける」習慣(古川 武士著、日本実業出版社、2010年11月発売)

人の成長の大部分は「良い習慣を積み重ねる / 習慣の質を上げる」ことだと考えています。「よし、明日からこれをやろう」と決意してもいつの間にか継続できなくなってしまったという体験はだれもがしていると思います。本書では「習慣を継続する・定着かさせる」ための工夫を科学的根拠も交えて例示してくれています。
色々な本を読んで気づきを得た後に、それを行動に移す・習慣化して成長するためにまず習慣化のノウハウを学ぶことをおススメしたいです。半期の行動目標設定を月単位⇒週単位⇒日単位に落とし込む際にも役立ちます。
(オススメしてくれた人:執行役員 HR本部長/川崎 貴大)

THE BRAND BIBLE 一つでも多く一円でも高く売る“不変の錬金術”(水野 与志朗著、総合法令出版、2005年12月発売)

大学時代ざっくりと広告も面白そうと思っていた中で、バイブルという言葉に魅かれ手に取った一冊でした。上下巻ありますが短く読みやすくて、あっという間に読み終わり、興奮して著者の方に連絡をして会おうとしたのですが、残念ながらお会いできず・・・。本自体は面白かったです。
(オススメしてくれた人:執行役員 リテールパートナー本部長/豊木 匡義)

即効マスター らくらく速読ナビ(松田 真澄著、日本実業出版社、2005年9月発売)

色々な本を読むにあたってその効率を上げるためのノウハウです。「1度読んでも頭に入らない」「あれ?これってどの全体像の中で語ってるんだっけ」といった課題にあたっていたころに、「どうせ1度で覚えられないなら素早く3回読もう」「早く読んだ方がそれまでの文脈を忘れず全体像を描きながら読めるんじゃないか」と思って速読の本を3,4冊読み、自分に最もあっていたのがこちらです。
本によって手法が違うのでご自身に合うものを探してもらうのが良いと思いますが、まずは読むスピードや効率を上げることが読書の基本だと思いますし、もちろん読書以外でも活きてくるのでオススメします。
(オススメしてくれた人:執行役員 HR本部長/川崎 貴大)

組織が大きく変わる「最高の報酬」 トータル・リワードを活用した行動科学マネジメント(石田 淳著、日本能率協会マネジメントセンター、2009年8月発売)

同じ著者の「行動科学マネジメント」と迷いましたが、自宅に現物があったのでこちらで。「給与は会社が決めるもの」「チームメンバーの昇給は自分の一存で決められない」ことに悩みや諦めを持っているマネージャーの方に読んでほしいです。金銭的報酬は報酬の一部でしかない・それ以外にも自身がチームメンバーに提供できる報酬はあるんだと教えてくれる本です。
(オススメしてくれた人:執行役員 HR本部長/川崎 貴大)


最近読んで良かった本2選

10年変革シナリオ 時間軸のトランスフォーメーション戦略(杉田 浩章著、日経BP、2023年2月発売)

本棚を見ていると、杉田さんの本は結構好きみたいです。戦略構築の意思決定において"時間軸"という観点を学ばせてくれる最近の課題意識にしっくりきた本です。『10年後から振り返ると、現在からの変化は非連続に見えるが、その過程は小さな変化を速く積み重ねた連続であり、こうした連続的な変化により、企業は結果的に全く異なる存在へと変貌する』とまぁ回りくどい日本語かもしれませんが、フェズにおいても、企業として10年後のゴールを設定すること、事業ポートフォリオに応じて短中長期の時間軸を認識すること、小さな変化の積み重ねに落とし込むこと、を意識して長期的成長を成し遂げていきたいと思います。
(オススメしてくれた人:取締役COO 兼 CSO/鈴木 勇次)

小売再生 ―リアル店舗はメディアになる(ダグ・スティーブンス著、プレジデント社、2018年5月発売)

小売業界の勉強として読む分には、サクッと読めてよかったです。実態と異なっていないか、本当にそうなるかは、是非ご自身で考えながら読んでみてほしいと思います。
(オススメしてくれた人:執行役員 リテールパートナー本部長/豊木 匡義)


マネジメントや仕事観、スキルアップなど、歴史的な名著から比較的新しい本まで、幅広くリストアップされました。気になる本はありましたでしょうか?
フェズの経営陣の個性や思考も滲み出ているなと感じます。
秋の夜長。何を読もうか迷われたら、是非参考にしていただければ幸いです。

そして、ユニークな経営陣と一緒に働いてみたいな、と感じた方。RECRUITサイトをご覧ください!