【連載〜私流〜フェズの部長の仕事術 vol.5】「“こと”に向かう」 by.神尾 篤史

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【連載〜私流〜フェズの部長の仕事術 vol.5】「“こと”に向かう」 by.神尾 篤史
目次

ステップアップや新たなチャレンジをしたいと考えている方にエールを送る、連載企画「~私流〜フェズの部長の仕事術」。
第5回は、人財採用部長の神尾 篤史さんに仕事上のこだわりや自身のルールを聞きました。

これまでのキャリアは?

父の仕事の関係で幼少期に香港で過ごしたり、大学時代にバックパッカーをしたりした経験から、将来は日本に限らず世界を舞台に仕事をしたいと思い新卒で商社に入社しました。350年余りの歴史あるコングロマリット系の専門商社で5年ほど建設関連の部門に在籍し、主に大手ゼネコン向けに都市開発や商業施設の建設、周辺道路舗装などの都市景観を整備する公共事業に携わる営業をしていました。最初の3年間は関西配属で、全てが新鮮で且つ大変なことも多々ありましたが、何より周りの方々に支えられて社会人としての土台を築く上でとても貴重な経験ができたと思ってます。当時は職住近接で「とにかく早く結果を出して突き抜けたい!」といった意欲も高く、終電など気にせずがむしゃらに働いていました。

20代のうちに海外へ行きたいという想いがあったのですが、希望する海外赴任のチャンスを掴むには結構な時間がかかるとわかりました。関西から東京に転勤し、これまで取り組んできたチャレンジが成果に結び付いたタイミングで、一度きりの人生を後悔したくないと思い退職を決断。アメリカに留学しました。

最初の半年間はUCIという大学のESLで英語を学び、その後2年間はニューヨークに渡ってビジネススクールに通いました。異文化コミュニケーションや仲間との出会いなど、そこで得た経験は今でもかけがえのないものだと思っています。何より、日本人としてのアイデンティティや海外から見た日本に対する見識も拡がりました。ビジネススクールで印象的だったことの1つとして、昔はケーススタディにSONYやHONDAなど日本企業が多数取り上げられていたのに対して、今は日本発の事例を取り上げられるケースが減っている状況がありました。要は、総じて日本のプレゼンスが下がってるんだなと。こうした経験から、今後のキャリアとして何かしら日本の未来を良くすることに情熱を注ぎたいなぁと漠然と考えるようになりました。

帰国して次のチャレンジを模索しながらコンサル会社など幅広く検討し、最終的に「社会課題に向き合うスタートアップや起業家を応援したい」と考え、成長産業を支援していくビジョンに共感してフォースタートアップス社への入社を決めました。

そして、入社して数日後の2019年3月7日、人材紹介サービスの営業で初めて訪問した顧客がフェズでした。これが伊丹さんとの初めての出会いですね。
伊丹さんの第一印象は、等身大で真っ直ぐ。世の中には色んな起業家・経営者がいますが、ただ優秀なだけではなく、伊丹さんには親しみやすさと志の大きさを感じました。最も重要な仕事の1つが「採用=仲間集め」だと思っていて、伊丹さんの周りには人が集まるんです。実際に私も「この人を応援したい」と思い、一緒に仕事をする中で成長させていただきました。
その後、フォースタートアップス社でのIPOを経験し、外資系fintech企業への転職を経て、2022年4月にフェズにジョインしました。

そんな神尾さんが大切にしている「私流」とは?


私流①「スピード」

どんな仕事をする上でも「スピード」と「クオリティ」の両方が大切ですが、特に「判断のスピード」を大切にしています。
タスクに取り組む際に「過去に似たようなことをやったことがある/ない」「得意/不得意」「⚪︎⚪︎さんに相談したほうが良さそう」、また様々なタスクが同時進行している中で「重要度」と「緊急度」を正しく把握するなど、基本的なことですが、1つひとつの判断が遅れると結果的に自分でボールを持ちすぎてしまったり、逆に切羽詰まって丸投げみたいになってしまったりします。

クオリティの高い仕事はチームワークの上に成り立つと思うので、仮に誤った選択をしたとしても、判断が早ければ周りでサポートできるし軌道修正して良い方向へ進められます。これは、フェズのVALUE「高速改善主義」としても掲げられていて大切にしてます。

フェズが大切にする「VALUE」


私流②「ハイパフォーマンスの土台は健康であること」

シンプルに、健康でいることが結局のところ一番仕事のパフォーマンスが上がると思ってます。単に規則正しい生活やフィジカル的に健康な状態を保つだけなく、健康的なマインドセットや考え方、健康的な人間関係など、中長期的にムラ・ムリを少なくして、生産性を安定させるためにセルフマネジメントすることは良質な仕事をする上で不可欠かなと。

自分自身20代はハードワーク型で成果を追求した時期もありましたが、30代半ばになり成果を最大化する上での考え方や意識に変化が出てきました。決して守りに入るという意味ではなく「柔軟であること」の重要性も年々実感しています。変化の速い時代の中、過去の経験が寧ろ足枷にならないように、適切な内省や新しい学びを継続していく上で、健康であることが前向きな意思決定にも繋がると思っています。


私流③「“こと”に向かう」

これは、DeNA社の南場会長が講演などで語られたり、同社の「DeNA Quality」に掲げられている言葉で、個人的にも大切にしてます。

「誰が言ったかではなく、何を言ったか」、起きている事象や課題に対して忖度なく是々非々で物事を判断できる良識やモノサシを持っていることも非常に大切だと思っています。目標(=向かっていく方向)がセットできたら、あとはどれだけの熱量とスピードでやりきれるかに尽きるのかなと。
フェズのVALUEにも「本質主義(本質的価値にフォーカスする)」があります。やるべきこと、実行すると決めたことは、自信を持って仲間を信じて集中して取り掛かる。特に我々のようなスタートアップは究極的に“こと”に向かう集団であるべきだと、定期的に原点回帰するよう心掛けています。


最後に一言

「リテールメディア」という注目度の高いマーケットが、これからではなく今まさに立ち上がっている実感があります。その大きなマーケットにおいて、フェズが創業から9年かけて築き上げてきたものが結実するチャンスが目の前にあると思ってます。

新たなマーケットで、我々自身が取り組んでいることを正解にしていく挑戦そのものなので、これまでの常識にとらわれず、これから入社されるフレッシュな視点を持つ方々とともに、今よりもっと良い会社にしていきたいと思っています。

社会への提供価値をさらに大きくし、今後も非連続な成長をしていくためには、フェズのMission・Vision・Value・Co-valueに共感し、共に取り組んでくれる優秀な人財の採用が一層重要になると考えています。チャレンジ精神あふれる方々のご応募、お待ちしています!

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