新年度を機に、ステップアップや新たなチャレンジをしたいと考えている方へエールを送る連載企画「〜私流〜フェズの部長の仕事術」。
2回目は、リテールメディア事業本部 ビジネス開発部の根津スティーブン遥さんに、仕事上のこだわりや自身のルールを聞きました。
これまでのキャリア
新卒でグーグル合同会社に入り、2年半ほどGoogle広告のコンサルティング業務に従事。Eコマースを手掛ける企業様の専任チームの立ち上げや、広告のパフォーマンス向上に注力した。
2018年1月、フェズに入社し広告運用部門の立上げを担当。経験者がほぼいない状況かつ広告運用に関わる社員3人という体制から、運用・プランナー・アナリストといった人材/機能をそろえパフォーマンスが上がる部門へと確立させた。昨年6月には、新たな広告運用拠点として「出雲オフィス」を立ち上げた。
今期(2023年12月)からは初めて広告運用を離れ、ビジネス開発部長として新たなキャリアをスタートさせている。
そんな根津さんの“私流”とは?
私流①:自分の出した答えは正しいのか?
新卒から携わってきた「広告」という業務は、正解も不正解もない職種だと思っています。クライアントと対話し、提案を行い、施策を実行する。特にデジタル広告だと、すぐに結果が見えることが多く、自分の提案内容によって施策の目的を達成できることもあれば、達成できないこともある。施策の結果如何によっては、クライアントから怒られたことも、クライアントの売上が何倍にも伸びたこともあります。
そうした経験から、自分の出した答えが正しいか?を確かめていくのが、非常に楽しいと感じるようになりました。同時に、自分が間違うことによる責任の大きさも感じました。
ビジネスは、色んなタイミングで色んな人が関わり、色んな役割も持った人によって作り上げられていくものです。どの視点からアプローチするか?どんな方法でアプローチするか?色んな選択肢が出てきます。良くも悪くも担当者によって提案内容は変わってきてしまうので、だからこそ、自分の出した答えができるだけクライアントの目的を達成できるものに近づくよう、日々頑張っています。
フェズのミッションツリー(全社員の1年のミッションを一覧化した巨大なポスター)に、実は毎年同じことを書いているんです。「フェズとしての答えを出す」というのは、フェズとしてどう答えを出すかにこだわっていきたいという自分の中にある想いから、常に意識していきたいなと思っています。
と、カッコ良いことを言ったのですが、今まで無茶な働き方をしてきたせいか体力が落ち、昨年末、立て続けにインフルエンザ、ノロウイルス、コロナに罹患するなど体調を崩してしまいました(苦笑)そんな中色々考えて、今年大切にしているテーマが「連動性を高める」です。
私流②:「組織の連動性」を高める
気付けば、フェズも9期目。120名規模の組織になりました。入社した頃と比べると、大所帯になっています。また、「リテールメディア」というステークホルダーも多く非常に大きなマーケットでサービスを展開していることもあり、社内にもたくさんの部署があります。
今までは、個人の力で難しい局面を突破したり、それぞれのチームが目標に向かって取り組むことで成長してきました。ただ、ここまで会社が大きくなると、「個」の力で実現できる成長だけでは大きなモノになりえません。
ビジネス開発部は、色んなチームと連携しながら「Urumo Ads」を進化させていくための部署です。どんな機能やソリューションが求められているのか、それらを実現し効率的に提供するためにどうオペレーションを整備していくのか。これまで以上に組織内の「連動性」を意識し、より大きな成長をみんなで実現できるよう、取り組んでいきたいです。
私流③:プロフェッショナルに頼る
フェズには、小売企業やメーカー、広告代理店をはじめ、様々なバックグラウンドを持つプロフェッショナルがたくさんいます。
先日、自分なりに数日間考え悩んでいたことを、社内のメンバーに壁打ちさせてもらったところ、一気に解決し、サービス化に向けて進められる状態になったプロジェクトがありました。
ベンチャー企業では、潤沢なリソースもなく、一人一人が向き合う責任や役割も大きいです。だからこそ、周りに相談できず、そこで足を止めてしまうのはもったいない!
フェズのCo-Value(チームで働く上で大切にすべき価値観)に「弱みを見せあう」があります。自分に足りない点は、プロフェッショナルな仲間に頼り、チームで前進していければと思います。
ビジネス開発部のメンバーにも、自立した信頼できるプロフェッショナルが揃っています。僕の役割は、メンバーに明確なゴールを示すこと。ブレずに間違えずにゴールを伝えることができれば、あとは任せておけば実現してくれます。
新しいチャレンジを始めて4か月経ち、自分の弱みや足りない点が明確に見えてきています。みんなに迷惑をかけてしまい、悔しいと思うことも多々あります。けれど、今進めていることがカタチになっていけば、事業もフェズも大きく進化できますし、フェズ全体で勝っていける。とても重要なポジションを任せていただいたことに感謝して、しっかりと成果で返していきたいと思っています。