こんにちは。水光 涼(すいこう・すずか)です。
実は、2月よりフェズの監査役に就任することになりました。
司法書士とスタートアップの人事・広報・法務というわらじキャリアを歩んできた私が、なぜフェズと出会い、今までどんな仕事をしてきて、この度監査役に就任するに至ったのか、今日はお伝えしたいと思います。
リクルートでの営業から司法書士取得、そしてフェズとの出会い
2014年の冬から2015年は本当に嵐のような1年で、たくさんの経験をさせてもらいました。
大学卒業後、「経営者の役に立つ人材になりたい」という思いから、株式会社リクルートエージェント(現 株式会社リクルートキャリア)入社。
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名刺代わりになるキャリアをつくるため、司法書士の資格を取得。
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司法書士法人のパートナー司法書士となり、事業承継、大阪事務所の立ち上げ・閉鎖、「さくら相続」の立ち上げを経験。
大学時代からの友人である現・取締役の前田に、代表の伊丹を紹介してもらい、設立の登記をしたことがフェズとの出会いです。
ちょうど「さくら相続」の立ち上げ準備をしていたこともあり、事業の進め方や、サービスを広めていくための広告知識など、たくさん学べることがあると思い、本業の傍らミーティングに参加してました。
また当時は、オフィスもなく、関わっていた社会人メンバーはほとんど他にも仕事があったので、朝7時から渋谷のカフェなどでミーティングしてました。
広告運用からバックオフィス全般まで、経営をサポートする裏方業務
2016年秋、オフィスを構え、フェズも本格的にアクセルを踏むというタイミングで、伊丹より本格的にジョインしてほしいと声をかけてもらい、司法書士とスタートアップというわらじキャリアをスタートさせることに。
広告の経験なんて全くなかったのに、広告運用の責任者をやってほしいといわれ、経理や人事、法務などのバックオフィス業務も兼務。
外国語かと思うような、広告やマーケティング用語が飛び交う中必死に勉強し、営業ともバトルを繰り広げながら、なんとかやってました。
夜中に半泣きになりながら配信設定したり、ちゃんと配信できているのか不安で急に目が覚めたり。
スタートアップあるあるですが、ほんと何でもやってましたね。(笑)
この時、広告の運用させてもらえたからこそ、フェズの事業を理解することができていると思うので、今となってはすごくありがたい経験です。
(当時はほんと辛くて、早く外してほしいと何度言ったことか…笑)
2017年4月以降は社員も増え、少しずつ体制が整ってきたので、人事・広報・法務とだいぶ業務を整理することができるようになりました。
会社が組織になるにつれて増すキャリアへの悩み
カオスな組織が整備され、落ち着いてきた2017年夏以降、自分自身のキャリアについて悩むことが増えました。
わらじキャリア故の贅沢な悩みなのかもしれませんが、このまま2つのキャリアを歩み続けるのか、もっと専門的なところを目指すのか…
40代、50代になった時、今のようなパワープレイでの仕事の進め方を続けているイメージもなく、かといって、法務領域や、人事・広報の領域を絞ってより専門分野を身につけるというのもあまりピンとこなくて…
これから自分はどうしていきたいのか、もやもやしている時に妊娠していることが分かりました。
ずっと不妊治療をしていたので、授かったことは本当に嬉しかったものの、これからのキャリアどうしようと更なる悩みが。。
とはいえ悩んでも仕方ないし、この時のために司法書士という名刺代わりになる資格を取ったので、まぁなんとかなるかと思っていた12月。
珍しく休日に伊丹から電話がありました。
「フェズの監査役になってほしい」と。
ちょうど取締役会を設置する準備を進めており、監査役の人選に悩んでいたことは知っていました。
しかし、監査役って経営経験豊富な50、60代の方や、弁護士や公認会計士の先生がなるイメージしかなかったので、適任者が見つかるまでのつなぎ的な役割かなと思い、安易に「いいですよー」と答えてしまいました。(自分の思慮の浅さにはいつも反省です…)
よくよく話を聞いていくと、上場まで常任監査役として担ってほしいというお話で、正直そこまでのチャンスをいただけるありがたさ半分、私が本当にその重大な任務を受けていいのか不安半分…
電話を切った後、すぐに「監査役」に関してググり、監査役に関する書籍を購入。(笑)
会社法381条には「監査役は、取締役の職務の執行を監査する。」と定義されています。
色々調べているうちに、監査役の役割とは「取締役の指示命令から独立して、会社が健全に経営され、健全で持続的な成長を確保し、社会的信頼に応える良質な企業統治体制を確立すること」だということが分かりました。
それを知った時、「私がやりたかったことはこれだ!!」と今まで悩んでいたモヤモヤが吹き飛ぶように光が差しました。
繰り返しになりますが、私は今まで自分自身のキャリアについて悩んでいました。
さらに監査役という仕事は、私のこれからのキャリアの選択肢にはありませんでした。
しかし、この話をいただいて監査役について知ったとき、監査役という広い視野で会社をみることで、自分の持っている司法的な知識も生かすことができるのではないか、と思ったのです。
私はこの依頼をきちんと受けようと決め、フェズの監査役に就任させていただきました。
成長する意欲があれば、平等にチャンスを与えてくれる場所
フェズの皆が誕生日を祝ってくれました!
フェズは代表の伊丹をはじめ、皆フェズに関わる人のキャリアや成長を真剣に考えてくれる会社です。そして、成長したいという意欲がある人にはたくさんのチャンスを与えてくれる会社です。個人の成長が結果として会社の成長に繋がるからです。
社員数が20名を超えた今でも伊丹は定期的に社員と1on1のミーティングを行っています。社長自らが、社員は今後どうしていきたいのか、何を考えているのかについて、真剣に向き合っているからこそだと思っています。
長い社会人生活、結婚、出産、育児、介護などライフイベントがあるのは当然です。
それをリスクとして捉えるのではなく、受け入れた上でチャンスをくれる。
フェズはそんな会社です。
こんな風にチャンスをくれると、もうがんばって結果出すしかないですよね。(笑)
まだまだ監査役としてのキャリアは始まったばかり。
知識も経験も足りないことばかりです。
4月から産休・育休をいただく予定ですが、その間、会計監査に関する知識をしっかりインプットして戻ってきたいと思っています。
フェズは3期目のまだまだ若い会社です。
大企業に比べると制度も整っていないし、待遇もよくないかもしれません。
でも、圧倒的なスピードで成長を実感することができる、すごくワクワクする場所です。
志高く、一緒に成長したいという方にお会いできることを楽しみにしています!