フェズ、生成AIを活用した購買データ自動分析機能 『Urumo BI』にて特許を取得 ~独自の特許技術で適法かつ安全なリテールデータ活用を促進~

フェズ、生成AIを活用した購買データ自動分析機能 『Urumo BI』にて特許を取得 ~独自の特許技術で適法かつ安全なリテールデータ活用を促進~

リテールメディア事業等を展開する株式会社フェズ(本社:東京都千代田区、 代表者:代表取締役 伊丹順平、以下「フェズ」)は、国内最大級のリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」のBI※1機能『Urumo BI』における一連の技術について、特許を取得したことをお知らせいたします。リテールデータ活用に関連したフェズの特許取得は、今回で3つ目となります。

今回特許を取得した『Uromo BI』は、データ分析業務における課題特定プロセスや特徴抽出プロセスを生成AIで自動化する機能です。

これにより、データ分析に関する専門的な知識やスキルなしに、購買データの分析設計や実行、分析結果の解釈を簡単に行うことが可能になり、小売企業様やメーカー様はこれまで以上にデータに基づいたマーケティング戦略の策定や業務効率化を実現できます。

「Urumo BI」のイメージ

特許の概要

・特許番号:特許第7540808
・発明の名称:分析支援システム、分析支援方法、及び分析支援プログラム
・出願日:2024年6月28日
・登録日:2024年8月19日
・特許権者:株式会社フェズ


新機能「Urumo BI」開発の背景

原材料価格の高騰や消費行動の変化、顧客ニーズの多様化等を受け、小売企業様やメーカー様ではこれまで以上にデータに基づく事業戦略の立案や実行、効果検証の必要性が高まっております。一方で、データの分析や活用には専門的な知識やスキルが必要なためハードルが高く、データを活用したい方が簡単に活用できる環境が求められています。

こうした中、フェズでは、複数の大手小売企業様とのパートナーシップにより約1億ID分のID-POSデータ※2と連携し、購買データや店頭データなどを管理・分析する国内最大級のリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」を開発・提供しております。

この度、フェズが独自開発し特許を取得した『Uruomo BI』は、「Urumo」をベースとした新しいBI機能で、生成AIの活用によりデータ分析の専門知識やスキルなしでデータ活用を可能にします。


発明者のコメント

<リテールメディア事業本部 副本部長 兼 プロダクト開発部長/青野 紳三郎>

生成AIの急速な進歩により、データ分析や解釈の敷居は日々低くなっています。しかし、それらを実際のビジネスアクションに結びつける具体的な活用事例は、国内でもまだ限られているのが現状です。そこで私たちは、小売業界の購買データ活用に特化したソリューション「Urumo BI」を開発し、この課題に取り組んでまいりました。その結果、データ活用の実用的なハードルを大幅に下げることに成功し、この度特許を取得いたしました。今後も、より多くの事業者様に購買データの価値を実感いただき、ビジネス成果に繋げていただけるよう、使いやすく効果的なツールとサービスの開発に邁進してまいります。

<同 プロダクト開発部 プロダクト開発グループマネージャー/海沼 玲史>

データ分析という業務は、未だ専門的な知識を持つデータ分析担当者が行っているという実情があります。必要なデータを集め、実現したい課題に対し適切な切り口でデータを調査し、集計処理によって可視化し、解釈した上で意思決定を行うには多くの知識が必要であることは確かです。
今回特許を取得した仕組みを通じて、専門的な知識なくデータ活用によって意思決定の精度を上げることに寄与できると確信しており、引き続き多くの事業者様・お客様にとって有益に感じていただける建付けに昇華するべく、研究を重ねてまいります。


フェズは、「情報と商品と売場を科学し、リテール産業の新たな常識をつくる。」というミッションのもと、引き続き、リテールデータプラットフォーム「Urumo」をベースとしたソリューションの開発に注力し、リテール業界の課題解決に貢献してまいります。


※1:BI:Business Inteligenceの略で、膨大なデータを収集・蓄積・分析・加工し、経営戦略のための意志決定を支援するツールです。
※2:フェズが連携するID-POSデータは、各リテール事業者様より許諾を得た際に利用が可能です。


プレスリリースはこちらからもご覧いただけます。

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